失敗しない花選び
最近は、花についてのタブーがなくなっているので、あまり神経質にならなくてもいいのですが、気を使う相手-目上の人、心理的距離の遠い人、病気の人、マイナーな気持ちの人-に対しては、ちょっと花選びに工夫が必要かもしれません。そんなT・P・Oのポイントをお知らせします。
お祝い
かたち
大輪の花や、上を向いて咲く花を中心に多種とりまぜ、華やかに。花束でもアレンジでもよい。
色
暖色系中心。新築祝や引越し祝の場合に限り、赤い花は火を連想させて不吉だとされ、嫌われる。黄、オレンジ、サーモンピンクなどに、少し白とブルーや紫を入れたようなミックス系の配色が無難。
香り
あまり濃密になりすぎないように。
花材
すぐに枯れたり、いたんだりしないよう、茎のしっかりした高級なものを使う。
お見舞い
お見舞いアレンジ
かたち
持っていってすぐに飾れるアレンジメントの方が、相手にとっても便利。デザインは自由。
色
白一色は仏花のイメージがあるので良くない。赤は血圧を上げ、興奮しやすくさせる。青は血圧を下げ、気分を沈みがちにさせる。こうした強い色を避け、目にやさしい、やわらかい色調にするのが最適。ピンク中心のパステル系や、白・紫・黄の小花とグリーン多種など、生命力のあるみずみずしい色合いで。
香り
病気によっては実害となる場合もあるので、なるべく控えめにした方が良い。ハーブは、リラックスさせるラベンダーやローズマリー、元気になるバラやミント、タイムなどなら混ぜても良い。
花材
グロテスクな形やトゲを持つもの、暗い花色や斑点を持つものなど、痛みや不快感を連想させる花を使わない。花粉の散りすぎる花、花後が乱れて汚くなる花も不可。
鉢植え
昔の人は「根つく=寝つく」につながるので、お見舞いには鉢植えはタブーと考えていた。気心しれた相手以外には贈らない方が無難。
お悔み
かたち
親しい人の通夜には枕花、葬儀には篭花と、決まった形式があり、地方によって仕立て方が違うので花店にまかせた方が安心。もっと時間がたってからの法事の花や遺族への贈り花は、花束でもアレンジメントでも、自由なかたちで。
色
白を基調に、紫やブルーを混ぜるのが一般的。ただし法事の花は、故人の好きだった花なら何色でも良い。
香り
この場合は強くてもかまわない。
花材
しんみりと故人を偲ぶのにふさわしい、風情のある花を。下向きのおとなしい花、野草風の花など。
おわび・お断わり
かたち
花束でもアレンジでも良いが、あまり大げさにならないように、こじんまりと。
色
誰が見ても心がやわらぐような、明るいパステル系。
香り
ひかえめに。
花材
個性の強い大輪花を避け、可憐な小花を中心に。