
中国や日本では、花は花神として擬人化されたり、佳人になぞらえられたりして象徴となることが多かった。
ザクロ=多産・豊壌」といった西洋と同じ発想もあるが、極東アジア特有のシンボリズムとして興味深いのは香りのとらえ方である。
西洋では香りは「官能」のサインだが、昔の中国人はこれを「徳の高さ」ととらえた。 香り高い菊、蘭、梅は君子を表す。 特に寒中に咲く花は、厳しい環境にも敢然と立ち向かい、孤高を守って意志を貫く高潔な人物の象徴だった。
今の日本では良く政治家に胡蝶蘭が贈られるが、蘭がもつ本来の意味にはこの中国起源の寓意があることを、センセイ方には心してもらいたいものである。
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| 蘭、菊、梅に「礼節」の竹を加えた4種は「四君子」と呼ばれ、高徳な人物を表す代表的な組み合わせ。 このうちの蘭を中心に、地位のある男性に贈るのにふさわしいアレンジをしてみた。 |